乳幼児期から始める訳

なぜ幼少期からマッサージを開始した方が良いのか?

当院が所属している日本小児障がいマッサージ普及協会では、生後数ヶ月の赤ちゃんから、会社務めをしている20代の方まで施術をしています。ではなぜ少しでも早い時期からマッサージを開始した方が良いのでしょうか?

そこには大きく分けて3つの理由があります。

理由1. 脳の80%が3歳までに発達するから

img-reason01これは、育児書のベストセラー作家でもあるホワイト博士(元ハーバード大学 教授)の言葉です。そして彼は、3歳までにどれだけ良質な刺激を与えてあげられるかが重要である、ということを述べています。

人間の脳には素晴らしい力が備わっています。もし脳の一部が損傷したとしても、経験や学習を重ねることで、その機能を補うような新たな神経回路を作ることができるのです(脳の代償性・可塑性)。

一方で、このように脳の機能が変わり易い時期、「臨界期(感受性期)」というものがあるとも言われています。そして、脳の発達が著しい幼少期こそ、脳の機能を変えやすい時期だと言えるのです。

GLITTER式マッサージなら、子どもの触覚や視覚、聴覚、そして位置覚などの深部感覚を刺激することで、脳が持つボディーイメージを鮮明にしていき、身体を動かす新たな代償回路を作るサポートをすることができます。

 

理由2. 身体がドンドン成長して、大きくなるから

平均50cm弱で生まれてくる赤ちゃんは、3歳になる頃には92~93cmと2倍近くの大きさに成長します。6歳になる頃にはさらに20cm程度も身長が伸びます。身長が伸びているということは、骨や筋肉も発達していることを意味します。

こうした身体の成長期に、脳性麻痺などの影響で筋肉が硬いままでいると、骨が正常に発達できなかったり、変形したりしやすくなってしまいます。リハビリは大切ですが、通常のリハビリでは筋肉が余計に緊張してしまいます。

GLITTER式マッサージなら、筋肉の緊張を緩め、筋膜のねじれを解くことで、変形の予防や身体の正常な発育を助けることができます。

 

理由3. 幼児期に人格の基礎が作られるから

”幼児期の母子関係が人格を基礎付ける”
20世紀の偉大な精神分析学者、ジークムント・フロイト

子どもの発する様々な情緒信号(表情や泣き声など)に親が応えてあげることで、子どもにとっての安全基地ができ、精神的に落ち着くようになります。子どもは、ありのままの自分を受け入れてもらうことで、自分自身を価値のある存在だと信じられるようになります。

”人間は、自分自身の思い込み(=セルフイメージ)によって支配されている。そしてそれは幼少期の親子関係を中心に作り上げられる。”
心理学史上最大の発見の一つと言われる「セルフイメージ」の発見者、マクスウェル・モルツ博士

もし親が子どもに対して「あなたは本当に何もできない子ね」と言い聞かせていたとしたら、それは非常に危険なことです。子どもは親の言葉を素直に受け取り、「自分は何もできない子なのだ」と思い込んでしまうからです。その結果、子どもはこの誤ったセルフイメージに沿った行動をとります。そしてその経験を通じて、「やっぱり自分は何もできない子なのだ」とさらに思い込むようになるのです。

これはつまり、子どもの可能性の芽、育つ力を摘んでしまうことを意味します。まさに、子どもは親の言う通りに育つのです。

私たちの仕事は、単にお子様の身体をマッサージすることだけではありません。ご家族の悩みを理解しサポートすること、たとえ僅かな時間でも心休まるひと時を提供すること、そして何より子どもたちの眠れる力を信じて、その力を引き出し、もっと多くの笑顔を作ること。それが私たちの目標です。