施術までの流れ・料金

小児障がい児のための訪問医療マッサージとは?

一般のマッサージ店は、疲労回復やリラクゼーションが目的で、施術は無資格者が行っています。一方、訪問医療マッサージは、医療上マッサージを必要とする方々のもとへ、あん摩マッサージ指圧師の国家資格者が訪問し、施術を行います。

厚生労働省の規定により、健康保険の適用となる症状は(小児脳性麻痺や筋ジストロフィーなどの疾患により)、筋麻痺や関節の強張りなどがある方です。(詳しい対象症状はこちら>)保険適用で施術を開始する際は、各種保険証に加え、医師の同意書が必要となります。

医師による診療、PTやOTによるリハビリと併用することで、さらに充実した医療ケアを行うことができます。実際、当治療院が所属する協会では、マッサージを受けてきた子とそうでない子の間で、症状の経過に大きな違いが見られています。

 

施術開始までの流れ

STEP1 何でもお気軽にお問合せ下さい
訪問医療マッサージを始めるにあたり、色々疑問やご心配があるかと思います。メールであれば24時間受付ていますし、お電話でも営業時間中であれば受付ていますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。

尚、ご連絡の際は①お子様のご年齢、②診断名または症状、③お住まいの地域名、④かかりつけの病院名をお知らせ頂くとスムーズです。ご都合を伺った上で、初回無料の訪問日の日程を調整いたします。

訪問可能エリア

厚生労働省の基準に従い、原則訪問可能エリアは大津市より直線距離で16kmとなります。

滋賀県大津市、草津市、栗東市、守山市を中心に、野洲市、湖南市、竜王町、甲賀市の一部、京都府京都市、宇治市、宇治田原町の一部が対象となります。

16kmを超えるエリアの場合も応相談となります。まずはご相談下さい。

STEP2 訪問によりお子様の実際の症状などを確認
例えば、一口に「小児脳性麻痺」と言っても、実際にはお子様によって症状が多岐にわたります。そのため、ご家族に問診をしたり、視診・触診をしたりすることで、麻痺の程度や筋肉の緊張、筋力の低下、関節の強張り具合などを確認し、医療マッサージの適応判断を行って行きます。

STEP3 医師の同意書を取得
保険適用で施術を行うためには、医師の同意書が必要となります。当方にて「療養マッサージ同意書」と呼ばれる書類をご用意いたしますので、その書類を主治医にお渡し頂き、医師から署名・捺印を頂きます。

STEP4 訪問医療マッサージの開始
医師から同意書を取得した日より、保険適用にて訪問医療マッサージを受けることができます。主治医やPTなどからの指示も考慮に入れて、お子様ごとに専用のカルテを作り、施術法や訪問頻度などの具体的な施術プランを立てていきます。

実際の施術は1訪問あたり20~30分程度です。お子様に話しかけながら、全身を優しくマッサージしていきます。単に筋肉や筋膜の緊張をほぐすだけでなく、身体への刺激を通じて脳内のボディーイメージを作るお手伝いをしたり、自力で脱力できる姿勢を見つけて覚えさせたりします。

マッサージは、リハビリのように辛い訓練ではありません。そのため、人見知りなどで最初の数回は泣いていたようなお子様でも、途中からマッサージを心待ちにしてくれたり、筋肉の緊張がほぐれることで身体を動かしやすくなったり、便秘や不眠などが改善されることで精神的に落ち着き、笑顔が増えたお子様などが数多くいらっしゃいます。

 

料金と適用保険

以下の2つを利用することで、患者様の自己負担は0円となります。
(出張料・交通費も保険で賄われます。)

  1. 各種の健康保険(協会けんぽや組合健保、国民健康保険など)
  2. 行政による医療費助成(障害者医療費助成、乳幼児医療費助成、ひとり親家庭の医療費助成)

※ただし、組合健保の場合などで、ごくまれに健康保険の適用が認められなかったり、償還払い制度(後日、保険分の金額が返還される制度)により、患者様に先に支払って頂くケースもあります。

 

よくある質問

Q. 病院で診療やリハビリを行っている場合でも、保険適用となりますか?
A. 適用されます。併用していただくことで、リハビリ効果を高めることができます。

Q. 年齢制限はありますか?
A. 制限はありません。当院が所属している協会では、20代の方も施術を受けています。ただ、脳の発達や身体の成長の観点から、出来るだけ幼少期に始めた方が、その後の経過が良いです。

Q. 子どもが7歳になり、病院ではリハビリの終了を告げられたのですが、マッサージは受けられますか?
A. 受けられます。骨の変形を予防し、少しでも良い身体の状態を保つためにも、マッサージは継続して受けられた方が良いです。

Q. お医者さんが同意書を発行してくれないことはありますか?
A. あります。理由は様々ですが「小児障がい児のための医療マッサージ」自体が、日本ではまだ認知度が低い、ということも影響しています。もし主治医が同意書を発行してくれない場合でも、対応方法はありますのでご相談下さい。

Q. 寝たきりの子や気管切開をして管をつけている子でも施術を受けられますか?
A. 受けられます。症状によっては、ご家族に体位を変えるお手伝いをして頂く場合もありますが、施術はできます。長時間寝たきりでいると、どうしても筋力は低下しますし、関節も固まりやすくなってしまいます。マッサージやストレッチをすることで、これらを予防、軽減、改善することが可能です。

Q. てんかんの発作が多い子でも施術を受けられますか?
A. 受けられます。当院が所属する協会のマッサージ法は、てんかんの専門医・指導医も推奨しています。また、マッサージを受けることで発作の回数が減った、という患者様の声もあります。